地上放送デジタル化の概要
現在は、既存アナログ放送と地上デジタル放送が2011年7月までサイマル放送されます。
・特徴
1.高画質化 ハイビジョン放送
2.高品質化 ゴーストを軽減し、伝送時の劣化がない
3.多チャンネル化 標準テレビで2〜3番組を提供
4.多機能化 移動体向け番組やデータ放送
5.放送と通信の融合 インタラクティブ放送
・使用周波数
アナログ VHF 1〜 3ch (90〜108MHz)
4〜12ch (170〜221MHz)
UHF13〜60ch (470〜770MHz)
デジタル UHF13〜32ch (470〜590MHz)
1chは5.6MHz帯域があり、その中にセグメント(情報の袋)が13個あります。1セグメントは432KHzになります。
この1chで最大3種類の送り方が混在できます。
1.固定受信用TV 8セグメント
2.移動体用TV 4セグメント
3.独立音声 1セグメント
ハイビジョン放送では12セグメントを割り当て、標準放送では4セグメントが割り当てられます。
現在、携帯電話などでワンセグ対応が普及しておりますが、13セグメントの内、1セグメントを利用するところからワンセグと呼んでおります。
地上デジタル化への移行時期と導入について
地上アナログ放送は、2011年7月で、BSアナログ放送は、2011年までで終了となります。
残すところ3年余りとなりました。ここで危惧されるのが、全所帯が地上デジタルテレビを購入できるのだろうかということです
ここで浮上してきたのが、現在のアナログテレビに安価なデジタルチューナーアダプタの開発と発売です。手頃な価格で購入できることを期待したいものです。
さて、アンテナを含めて既存の機器が使えるかどうかということになります。
・UHFアンテナ アナログUHF局と同一方向、UHFアンテナ(全帯域用)の場合は、現在のアンテナが利用できます。
・ミキサー デジタルチャンネルにより取替が必要な場合もあります。
・ブースター 出力レベルの調整、場合によっては取替が必要な場合もあります。
・分配器、分岐器、直列ユニットは、原則そのままで利用できます。
コピーワンスについて
放送がデジタル化することにより、劣化のない録画ができコピーという副産物が発生します。ここでコピーワンスという1回だけコピーができるという規制がかけられるわけです。
例えばHDDレコーダーで記録して、DVDに1枚視聴用としてコピーし、もう1枚バックアップ用に保存したいとうことがネックになります。
色々な意見・要望に対して2008年6月頃からダビング10(テン)に対応した放送が運用されるようです。(コピー9回+ムーブ1回) ※ムーブとは、元のコンテンツを消去して移動することです。
ダビング10を利用するためには、対応したHDDレコーダーが必要になります。
放送と通信の融合により時代が変わります。